フィルモグラフィ7/1978-81年

華麗なる女銀行家

■1978年
「ありふれた愛のストーリー」(Une histoire simple)
「華麗なる相続人」(Bloodline) 
「女の輝き」(Clair de femme)*日本未公開
■1979年
「デス・ブロードキャスト」(La Mort en direct)
 *日本未公開、ビデオは発売(「SF/デス・ブロードキャスト」)
■1980年
「華麗なる女銀行家」(La Banquière)
「愛の幻」(Fantasma d’amore)*日本未公開
■1981年
「勾留」(Garde à vue)
 *日本未公開、DVDは発売(「レイプ殺人事件」「検察官/レイプ殺人事件」)
「サン・スーシの女」(La Passante du Sans-Souci)
(■2002年)
 「8人の女たち」(8FEMMES)*写真によるカメオ出演

サン・スーシの女

★崩落の時代

第2子である長女サラ(現在の女優サラ・ビアシーニ)を出産後、
さまざまな事柄が重なり、ロミーの精神状態は不安定になっていきます。
これが悲劇への号砲でした。
前夫マイエンの自殺、財産問題、夫ビアシーニとの不協和音・・・
さらに最愛の息子ダーウィトを痛ましい事故で失い、
ロミーの人生は破綻していきます。
しかし、実生活上の悲劇に反比例するかのように、
彼女のエモーショナルな演技は、晩年まで細密さと純度を高め続けました。

8人の女たち

ロミーの没後、約20年を経て製作された
フランソワ・オゾン監督の「8人の女たち」
彼女がカメオ出演していることをご存じでしょうか。
エマニュエル・ベアールがカトリーヌ・ドヌーブの前に落とす1枚の写真。
それは、心から尊敬する亡き女主人の肖像でした。それがロミーです。
オゾン監督はインタビューの中で、そのシーンに触れ、
彼女へオマージュを捧げています。

※ロミーの出演作品を年代順に7回に分けて紹介しました。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女優

フィルモグラフィ6/1972-76年

地獄の貴婦人

■1972年
「ルートヴィヒ」(Ludwig)
「夕なぎ」(César et Rosalie)
1973
「離愁」(Le Train)
「雨の恋」(Un amour de pluie)
 *日本未公開、ビデオは発売(「ロミー・シュナイダーの情事」)
「狂える羊」(Le Mouton enragé)*日本未公開
「地獄の貴婦人」(Le Trio infernal)
■1974年
「重要なのは愛すること」(L’Important c’est d’aimer)*日本未公開
「汚れた手をした無実の人々」(Les Innocents aux mains sales)*日本未公開
■1975年
「追想」(Le Vieux Fusil)
■1976年
「限りなく愛に燃えて」(Une femme à sa fenêtre)
「マド」(Mado)*日本未公開
「音のない千の歌」(Tausend Lieder ohne Ton)*テレビ映画、日本未公開
「女のいる群像」(Gruppenbild mit Dame)*日本未公開

限りなく愛に燃えて

★黄金の時代

映画「夕なぎ」を機にロミーは夫マイエンと別居、再びパリへ移住します。
直後に出会ったダニエル・ビアシーニ(後に結婚)を
個人秘書に迎えたことで、ロミーの私生活は安定し、
フランス映画を中心に彼女のキャリアは絶頂へと向かいます。
女優としての存在感、演技、ファッション、すべての面でロミーの美しさが際立ち、
まさに “ゴールデン・エラ”と呼ぶにふさわしい時代です。

重要なのは愛すること

ズラウスキー監督の「重要なのは愛すること」でロミーは、
フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞の第1回主演女優賞に輝きました。
コチラの映像では、授賞式でイヴ・モンタンとドミニク・サンダから
祝福を受けるロミーの姿が見られます。
(画像が粗いですが、2分05秒〜2分50秒周辺)

※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女優


フィルモグラフィ5/1968-71年

太陽が知っている

■1968年
「地獄のかけひき」(Otley)
「太陽が知っている」(La Piscine)
「夜明けの舗道」(My Lover, My Son)
■1969年
「すぎ去りし日の…」(Les Choses de la vie)
■1970年
「どしゃ降り」(Qui ?)
「ストライカー」(Bloomfield)
 *日本未公開、ビデオは発売(「ストライカー/愛と栄光のフィールド」)
「ラ・カリファ」(La Califfa)*日本未公開
「はめる」(Max et les ferrailleurs)
 *日本未公開、ビデオは発売(「はめる/狙われた獲物」)
■1971年
「暗殺者のメロディ」(The Assassination of Trotsky)

すぎ去りし日の

★流転の時代

長男ダーウィトを出産後、カムバックしたロミーは、
アラン・ドロンの助力やクロード・ソーテ監督との出会いにより
徐々にペースを取り戻し、演技派への脱皮を完全に果たします。
しかし、マイエンとの結婚生活の破綻が影を落とし、
まだまだ女優としての安定した職業的基盤が築けません。
この時期のロミーは、自宅のハンブルクから、
撮影地のイギリス、フランス、イタリア、イスラエル、メキシコを渡り歩く日々が続きます。

ラ・カリファ

映画「ラ・カリファ」は日本では公開されませんでしたが、
エンニオ・モリコーネが担当したサウンドトラック(視聴は14番目をクリック!)は、
「永遠のモナ・リザ」として広く知られています。

※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女優


フィルモグラフィ4/1964-66年

夏の夜の10時30分
■1964年
「地獄」(L’Enfer)*製作中止
「何かいいことないか子猫チャン」(What’s New, Pussycat ?)
■1965年
「パリは燃えているか」(Paris brûle-t-il ?)*カメオ出演→登場シーンは編集でカットの模様
「夏の夜の10時30分」(10:30 P.M. Summer)
■1966年
「女泥棒」(La Voleuse)*日本未公開
「トリプルクロス」(Triple Cross)
トリプルクロス
★地獄の時代
アラン・ドロンから一方的に別れを告げられ、婚約を解消。
それが合図であったかのように、ロミーのキャリアは一気に暗転します。
クルーゾー監督の意欲作「地獄」は製作中止に追いこまれ、
ヴィスコンティらの有望な企画はすべてロミーから逃げていく・・・・・。
そんなときに出会ったのがドイツ人演出家、ハリー・マイエン。
ロミーは彼と結婚し、家庭生活に逃避する道を選びます。
(画像は俳優でもあった夫、マイエンとの唯一の共演作「トリプルクロス」)
 
2009年11月、フランスで公開されたドキュメンタリー映画 
テスト映像をもとに構築された作品ですが、 これが完成していれば・・・
予告編も非常にスリリングです。 
※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。
JUGEMテーマ:外国映画の女優 

フィルモグラフィ3/1961-63年

ボッカチオ70

■1961年
「あわれ彼女は娼婦」(Dommage qu’elle soit une putain)*舞台
「ボッカチオ ’70」(Boccaccio ’70)より「仕事中」*オムニバス4話中の第3話
「島の戦い」(Le Combat dans l'île)*日本未公開
■1962年
「かもめ」(La mouette)*舞台
「審判」(Le Procès)
「海の恋」(L’Amour à la mer)*日本未公開、登場シーンは編集でカット
「勝利者」(The Victors)
■1963年
「枢機卿」(The Cardinal)
「ちょっとご主人貸して」(Good Neighbor Sam)

枢機卿

★意欲の時代

アラン・ドロンの紹介でヴィスコンティと出会ったことから、
ロミーは“真の女優”への道を歩みはじめます。
「ボッカチオ’70」でヴィスコンティ作品に出演、
その後、オーソン・ウェルズやオットー・プレミンジャーからも抜擢され、
映画に舞台に、フランスからハリウッドへと、
活躍の場と演技の幅の両方を広げていきました。
ロミーの生涯で最も意欲的にさまざまなトライを重ねていた時期です。



ヴィスコンティの演出でドロンと共演した舞台、
「あわれ彼女は娼婦」(ジョン・フォード原作)の貴重な映像です。
若き日の2人のなんと美しいことでしょう!

※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女優

フィルモグラフィ2/1958-60年

制服の処女

■1958年
「制服の処女」(Mädchen in Uniform)
「恋ひとすじに」(Christine)
「セクシーガール」(Die Halbzarte)
■1959年
「地上の天使」(Ein Engel auf Erden)*日本未公開
「美しい嘘つき女」(Die Schöne Lügnerin)*日本未公開
「カーチャ」(Katia)*日本未公開
「太陽がいっぱい」(Plein Soleil)*カメオ出演
■1960年
「リュシストラータの使命」(Die Sendung der Lysistrata)*テレビ映画、日本未公開

恋ひとすじに/スチール

★悩みの時代

「シシー」シリーズを自分の意志で打ち切ったロミーは、
真の女優への脱皮をはかります。
そこへ現われたのが「恋ひとすじに」
相手役としてやって来たアラン・ドロンでした。
彼と恋に落ちたロミーは、ドロンを追い、自由を求めてパリへ脱走します。
しかし、ドイツ時代のしがらみを断ち切れずにいたロミーには、
中途半端な企画しかまわってきませんでした。

太陽がいっぱい

アラン・ドロンの出世作「太陽がいっぱい」には
ロミーもロケ地を訪問し、1シーンだけカメオ出演しています。
かなり気をつけて見ないとスルーしてしまうほどですが(^_^;) 

※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女優

フィルモグラフィ1/1953-57年

白いリラの花がまた咲く頃

■1953年
「白いリラの花がまた咲く頃」(Wenn der weiße Flieder wieder blüht)*日本未公開
■1954年
「花火」(Feuerwerk)*日本未公開
「女王さまはお若い」(Mädchenjahre einer Königin)
■1955年
「宮廷軍楽隊」(Die Deutschmeister)*日本未公開
「最後の人」(Der letzte Mann)*日本未公開
「プリンセス・シシー」(Sissi)
■1956年
「キティと上流社会」(Kitty und die große Welt)*日本未公開
「シシー/若き皇妃」(Sissi, die junge Kaiserin)*日本未公開
「ロビンソンを死なせるな」(Robinson soll nicht sterben)*日本未公開
■1957年
「モンプチ/わたしの可愛い人」(Monpti)
「シシー/皇妃の運命の歳月」(Sissi, Schicksalsjahre einer Kaiserin)*日本未公開
「スカンポロ」(Scampolo)*日本未公開

シシーDVD

★シシーの時代

1953年、15歳で母マグダの娘役としてデビューした後、
ロミーは“快活で善良なドイツ娘”、“王宮のお姫様”という
2つのはまり役を軸に快進撃を続けます。
特に1955年公開の「シシー」は記録的なヒットとなり、3年連続で製作されました。
周囲からはシリーズ化への期待が高まりますが、
ロミーの心にはパターン化された役柄にはめこまれることへの嫌悪が芽ばえ、
新しい役に挑戦したいという気持ちがふくらんでいきます。

モンプチ

パリジェンヌのお針子と貧しい画学生のせつない恋物語
「モンプチ/わたしの可愛い人」では
ドイツのジェームス・ディーンと呼ばれた、ホルスト・ブッフホルツと共演。

※ロミーの出演作品を年代順に数回に分けて紹介します。
 日本でDVD化された作品はコチラをどうぞ。


JUGEMテーマ:外国映画の女


| 1/1PAGES |

ブログ紹介

「Clair de femme」とは、フランス語で「女の輝き」を意味する言葉。ロミー主演映画のタイトルです。謎と悲劇に満ちた生涯を送りながら、スクリーンでは常に美しく輝いていたロミーに捧げるブログです。

text by KT(♀)
本の宣伝担当。ものぐさダンナの代わりにブログ&サイトの運営をしています。

※ご意見・ご感想・お問い合わせは
「romy@officesasaki.net」 まで。

最新記事

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

カテゴリ

リンク

romy

  • TATIージャック・タチの世界
    フランスの映画監督&コメディアン、ジャック・タチのファンサイト
  • 最新のコメント

    • ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6」
      KT (09/11)
    • ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6」
      イッチ (09/11)
    • 「ルートヴィヒ」デジタル修復版、全国ロードショー!
      KT (06/09)
    • 「ルートヴィヒ」デジタル修復版、全国ロードショー!
      PineWood (06/09)
    • ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson.02」
      KT (08/29)
    • ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson.02」
      イッチ (08/28)
    • フィルモグラフィ1/1953-57年
      梶原孝信 (10/26)
    • フィルモグラフィ1/1953-57年
      KT (10/26)
    • フィルモグラフィ1/1953-57年
      梶原孝信 (10/25)
    • フィルモグラフィ1/1953-57年
      KT (10/25)

    archives

    • since:2009.10.26
    無料カウンター

    みんなのブログポータル JUGEM