生誕80年記念!ファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 7」

ファンの集い7回

 

ロミーの没後30年を記念して初開催されて以来、毎年おこなわれている
ファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー」。

7回目の今年は生誕80年を記念して
ロミーの誕生日である9月23日(日)におこなわれます。
 
会場は前回と同じ、神戸の「元町映画館」
いつも意欲的な展示に加え、特別上映がありますが、
今年は、日本では劇場未公開の主演作、
クロード・シャブロル監督の「汚れた手をした無実の人々」
日本語字幕付きで上映されるそうです。

(注:日本語字幕はGH字幕さんの私的作業によるもので、

   あくまで今回のみが上映の機会となります)

 

2011年に東京日仏学院で開催された「クロード・シャブロル特集」
鑑賞しましたが(この時は字幕ではなく同時通訳での特殊上映)、
イヴ・サン=ローランによる衣裳がとても素敵で
ファッショナブルなロミーを堪能しました。

 

日本ではビデオ・DVD化はもちろん、TV放映もされていない作品です。
上映自体が非常にレアですので、ロミーファンの方はゼヒ。

 

全国からファンが集い、毎回、記念品etc.の企画も盛りだくさんです。
生誕80年の今年はいっそう楽しい時間になることでしょう。
ご都合がつく方はどうぞお出かけください。

 

ファンの集い7回2


☆ロミー・シュナイダー生誕80周年記念
 永遠のロミー・シュナイダー Lesson 7

 日 時:2018年9月23日(日) 14:00ー17:30
 場 所:元町映画館2F
     〒650-0022 神戸市中央区元町通4丁目1-12 
     tel 078-366-2636 
 参加費:3000円(お茶+ワイン+軽食+記念品) 
 内  容:特別展示、交流会、映画上映etc.
 申込み・お問い合わせ
     →お名前、性別、連絡先をご記入の上、下記までメールにてご連絡ください、
      qyw10034@gmail.com 

 

 

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祝!生誕80周年「すぎ去りし日の…」「サン・スーシの女」Blu-ray&DVD発売!!

ロミーアップ

 

ロミーのキャリアでも最重要な作品が2本、心ある発売元さんから今月発売されます。

しかも日本では初のデジタル(DVD/Blu-ray)化となります。

 

Blurayすぎ去りし日の

  
「すぎ去りし日の…」(Blu-ray)(DVD)


過去との絆(息子や友人、かつての自宅や幸せな記憶)に情が波立ち、若い愛人(ロミー)との新生活にきっぱりとは踏み出せないでいる中年男(ミシェル・ピコリ)の逡巡、そんな彼の意識を寸断する凄まじい自動車事故……


「すぎ去りし日の…」は1969年製作、クロード・ソーテ監督とロミー・シュナイダーの初コンビ作品です。ロミーは本作で演技派としての名声を確立したわけですが、ストーリーを説明してもつまるところ「世間のどこにでも転がっている話」(原題の Les Choses de la vie を極端に意訳するとこうなります)にすぎないのに、観はじめると目が離せなくなるのは、詩情すらたたえた交通事故のリアルな描写ゆえでしょうか、はたまたロミーやピコリの精緻を極めた名演ゆえ?

 

PHすぎ去りし日の


スタッフ、すなわちソーテ監督のほかレイモン・ダノン(製作)、ジャン=ルー・ダバディ(脚本)、ジャン・ボフェティ(撮影)、フィリップ・サルド(音楽/本作が映画デビュー)が集結したのは実はこの映画が最初で(つまり既存のソーテ組にロミーが参加したわけではない)、その意味でもここから「何か」が始まった作品と言えるでしょう。この「チーム」は1970年代フランス映画の本流を形成することになります。


それまでノワール系の映画作家と目されていたソーテが初めて愛というテーマを扱ったこの作品は、地味ながらもクラシカルな香気をはなつ傑作と評価され、フランスでは299万人が劇場に押し寄せました(1970年の興業成績第7位)。そして「お姫さま女優」と思われていたロミーが、かくまで市井の現代女性の心の機微を表現できる実力派へと変貌したことに世間は驚嘆しました。

 

DVD サンスーシの女

 

「サン・スーシの女」(Blu-ray)(DVD)


パラグアイ大使館に乾いた銃声がとどろいた。大使を殺めたのは不可解なことに人権団体の議長マックス(ミシェル・ピコリ)だった。妻リナ(ロミー)へマックスが静かに語りだしたその動機、秘密の過去とは? そして裁判の行方は……


「サン・スーシの女」は1981年製作、ロミーの遺作です。本作はロミー自身の企画となる生涯唯一の映画であり、プロデューサーは「すぎ去りし日の…」同様レイモン・ダノン、共演は同じくミシェル・ピコリです。


ロミーの意識としては「離愁」「追想」と同じ水脈の、ドイツ(ナチス)を「告発」する映画だったはずですが、「サン・スーシの女」はそのキャリアにしかるべき位置を占めるというより、大河が支流を引き寄せるようにロミーの人生そのものを呑みこむ作品となってしまいました。ロミーの演技はいつものとおり表出力が極めて強く、観客の意識にくっきりと役柄(本作では2役)の内面を喚起する名演ではあるのですが……

 

PH サンスーシの女

 

 

ところで、ロミーはサントラ音楽にも恵まれた女優で、とりわけその後半生ではヨーロッパの名だたる作曲家が彼女の出演シーンに忘れがたい旋律を献じています。わけても「すぎ去りし日の…」(音楽/フィリップ・サルド)と「サン・スーシの女」(音楽/ジョルジュ・ドルリュー)はテーマ曲が歌唱された珍しいケースにあたり、それぞれの脚本家(ジャン=ルー・ダバディ、ジャック・キルスネル)が作詞を担当しています。


「サン・スーシの女」はエンディングで歌手タリラの歌う「亡命の歌」が、あたかもロミー自身へのレクイエムのように流れますが、「すぎ去りし日の…」のほうは公開に合わせたプロモーションの一環で主演コンビが主題歌「エレーヌの歌」をレコーディングしています(映画には使われていません)。後日のテレビショーで披露された生歌を、最後にご紹介しておきます。

 


 

(この項文責=佐々木秀一/Blu-ray版「サン・スーシの女」の解説を執筆しています)

 

 

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「ちょっとご主人貸して」DVD発売!

ちょっとご主人貸して1

 

「ちょっとご主人貸して」のDVDが

《復刻シネマライブラリー》さんから発売されました。


莫大な財産を相続するためには、1つだけ条件があった。

「円満な結婚生活を送っていること」。

ところがジャネット(ロミー)はもっか離婚係争中、

そんなわけで、ひょんな成り行きから隣家の親友の夫サム(ジャック・レモン)を

自分の《旦那》と紹介せねばならぬ羽目に陥り、

そこに現われた本当の夫は親友の旦那ということにしてしまう。

かくして偽装(しかも「交換」)カップルが隣り同士で生活していくことに……

 

ちょっとご主人貸して2

 

本作の原題は「良き隣人サム」。

これに「ちょっとご主人貸して」という芝居の台詞がかった邦題が付けられたのは

主演ジャック・レモンの直前の成功作(「アパートの鍵貸します」「あなただけ今晩は」)

にあやかってでしょうね。

また、巧みなシチュエーション設定は原作者(SF作家ジャック・フィニイ)の手柄でしょう。

 

戦後生まれのある世代にとって、広い庭にアメ車、スウィートホームには

大きな冷蔵庫(なかには巨大な牛乳瓶がいつでも飲めるように鎮座ましましている!)

なんていうアメリカの姿が幼い目にも輝いて見えたものです。

 

奥さまは魔女

「奥さまは魔女」よりサマンサほか

 

こんなAmerican way of life(アメリカ風生活様式)のイメージを

わが国に広める役割を果たしたのは間違いなく

一時期のハリウッド映画やアメリカのTV番組で、

本作を含めたジャック・レモンの一連のサラリーマン喜劇や、

本作とほぼ同時期に制作がスタートしたTVシリーズ「奥さまは魔女」などはその代表でしょう。

 

そういえば西海岸・東海岸の違いはあれど、「奥さまは魔女」の旦那ダーリンも

本作の主役サムも職業は同じアドマン(広告屋)ですね。

 

ちょっとご主人貸して3

 

ロミー・シュナイダーは、米国資本の入った映画、英語映画なら他にも何本か出演していますが、

純然たる「ハリウッド映画」(資本、撮影地、内容)となると実はこれが唯一の作品です。

 

この作品の見どころは何と言っても、プロットの妙、ツボに嵌ったレモンの演技、

脇を固めるエドワード・G・ロビンソンの存在感などですが、

ロミーについて言うなら、髪型から衣裳までをこの時代(1963年制作)の

アメリカ式で固めたロミーが、いかにハリウッドに、

それと「苦手とする」コメディに適応しようとしているか、その奮戦ぶりが見ものでしょう。

 

ロミーには意地悪な見方ながら、まさに「涙ぐましい」ほどの奮闘と写ります……

 

エドワード・G・ロビンソン

エドワード・G・ロビンソン(右端)

 

 

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新宿シネマカリテで「追想」を見てきました

 

シネマカリテ「追想」

 

新宿シネマカリテで上映中の「追想」を見てきました。

 

当たり前のことですが、スクリーンで上映されるのはやっぱり素晴らしい!

古い城の構造を活かした復讐劇は、予想以上に痛快で迫力がありました。

 

そして、その間に挿入される在りし日のロミーの美しいこと!

ベールをちょっと持ち上げてシャンペンを飲む姿。

若い下士官と軽やかにダンスするロミー。

ドレスアップし、継娘の卒業式に夫婦そろって出かけるロミー。

豚祭り(ヨーロッパで比較的ポピュラーな収穫祭らしいです)で楽しげに料理するロミー。

 

妻や娘とともに過ごした幸せな思い出が脳裏に浮かぶたび、

怒りに突き動かされるように次々とドイツ兵を殺していく、ノワレ。

残酷なのに、そうせざるを得ない彼の気持ちが痛いほどわかります。

シネマカリテ「追想」

 

一見、小太りで格好のよくないフィリップ・ノワレが演じたからこそ、

この復讐劇を応援したくなるのではないでしょうか。

そんな感想を話していたら、

ダンナがロミーの伝記では割愛した次のようなエピソードを教えてくれました。

 

主役の決定には、少し曲折がともなった。

交渉担当は脚本のパスカル・ジャルダンで、ジャルダンは

まずイヴ・モンタンに話を持ちかけたが、オファーは即座に断わられた(理由は不明)。
次にジャルダンが足を向けたのは、「冒険者たち」でもおなじみのリノ・ヴァンチュラだった。

ヴァンチュラは脚本には感心したものの、出演は固辞し、およそ次のようなことを示唆した。

 

リノ・ヴァンチュラ


「オレが演じるキャラクターは、もっと気前が良い。

 こんな風に一人ひとり順に殺していくような面倒なマネはしない。

 殺るんなら、一網打尽さ」

 

ヴァンチュラは続けた――役者をうまく選べば、このドラマはもっと迫力が増す。

主人公は平和主義者の外科医で、虫も殺さぬような男だ。

そんな男が妻子を殺害され、うろたえ、ついにはSSへ向け銃をブッ放す。

筋金入りの悪党(殺し屋/ギャング)のイメージが貼りついている自分が演じたところで、

観客は驚かないさ。

 

こう言われた瞬間、ジャルダンの頭に浮かんだのがフィリップ・ノワレだった……

 

主役がリノ・ヴァンチュラだったら、「追想」はこれほどの名作になったか?

この問いへの回答はおくとして、

ロミーとヴァンチュラの共演を観てみたかったという方も、ご安心ください。

ロミー・シュナイダーの遺作ひとつ前の映画があります。

タイトルは別として、こちらも傑作ですよ。

 

レイプ殺人事件スチール

 

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「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6」で「勝利者」の上映決定!

勝利者パンフレット

 

ひとつ前の記事への、嬉しい追加情報です。

9月23日に開催される「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6」

「雨のエトランゼ」とともに、ロミー出演作「勝利者」も部分上映されることが決まったと、

主催者のイッチさんから連絡がありました(前記事コメント欄参照)。


「勝利者」は1963年公開の英=米映画で、約180分の長尺なのですが、

内容は第2次大戦を舞台にした短編連作のようなつくりで、

ヨーロッパを進軍していく連合軍部隊の各地でのエピソードは

各々独立して楽しむことが可能です。

今回上映されるのは、このうちロミーの出演パート(約20分)。

 

勝利者ロミー

 

おまけにこの作品は、ごく数年前まで

欧米ですらメディア(ビデオやDVD)がリリースされておらず、

非常に鑑賞しづらい「埋もれた名作」状態にありました。

日本ではいまだにリリースがないので、

この上映(しかもオリジナル字幕つき)は貴重ですよ!

 

監督は「真昼の決闘」などの脚本家で、

ハリウッドの有名な「赤狩り」被害に遭ったカール・フォアマン。

勇ましい映画ではなくて、ヒューマンで考えさせられる物語です。
これで名実ともにLesson 6も

「永遠のロミー・シュナイダー」にふさわしい内容になりましたね!

 

勝利者DVD

 
☆永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6
日 時:2017年9月23日(土) 14:00ー17:30
場 所:元町映画館2F
    〒650-0022 神戸市中央区元町通4丁目1-12 
    tel 078-366-2636 
参加費:2500円(ワイン+お茶+軽食+記念品) 
内 容:上映会、交流会、特別展示etc.
申込方法:お名前、連絡先を記入の上、下記までメールにてご連絡ください、
     qyw10034@gmail.com 
 

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ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6」

永遠のロミーシュナイダー6

 

2012年5月にロミーの没後30年を記念して初めて開催された
ロミーファンの集い「永遠のロミー・シュナイダー」。
回を重ねて、このたびで6回目になります。
今回はロミーの誕生日である9月23日におこなわれます。
 
会場は前回と同じ、神戸の「元町映画館」
いつも意欲的な展示に加え、特別上映がありますが、
今年は「ルートヴィヒ」でロミーと共演し、
ルートヴィヒ2世として、圧倒的な存在感を示した
ヘルムート・バーガー主演の「雨のエトランゼ」が上映されます。

ヴィスコンティに見出され、一世を風靡した美男、
ヘルムートの魅力がつまった映画です。
DVD化されていない貴重な作品ですので、この機会にぜひご覧ください。

(※残念ながらロミーは出演していませんので、ご注意ください)

 

雨のエトランゼ
 

ロミーが弟のように可愛がったというヘルムート。
「ルートヴィヒ」でロミーは皇妃エリザベートを演じ、従姉という設定でした。
素顔はあんまり似ていないと思うのですけど、
この作品ではほんとうにきょうだいと言っていいほど似ているのが不思議です。
これもヴィスコンティ・マジックなのでしょうか。

 

ヴィスコンティと

 

いつものように素敵な記念品があり、盛りだくさんの内容、

回を重ねるごとに遠方からのファンも増えている由。

ご興味のある方はゼヒお出かけくださいませ!

 

 

☆永遠のロミー・シュナイダー Lesson 6
日 時:2017年9月23日(土) 14:00ー17:30
場 所:元町映画館2F
    〒650-0022 神戸市中央区元町通4丁目1-12 
    tel 078-366-2636 
参加費:2500円(ワイン+お茶+軽食+記念品) 
内 容:上映会、交流会、特別展示etc.
申込方法:お名前、連絡先を記入の上、下記までメールにてご連絡ください、
     qyw10034@gmail.com 

 

 

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「追想」40年ぶりにロードショー!

追想ロードショー

 

「冒険者たち」で知られるロベール・アンリコ監督の「追想」が
なんと40年ぶり!にロードショー公開!!!
9月9日、新宿シネマカリテを皮切りに全国で順次上映されます。

 

舞台は1944年、ドイツ占領下のフランス。
ナチスに愛する妻(ロミー・シュナイダー)と娘を殺された
男(フィリップ・ノワレ)の復讐劇。

タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」にも
影響を与えたと言われる、痛快なフランス流傑作バイオレンス映画です。

 

DVD化された時もうれしかったですが、
まさか劇場で見られるとは思ってもみませんでした。

 

奇しくも今月23日はロミーの誕生日。
先日亡くなったジャンヌ・モローよりずっと若かったのですから
(モローは1928年、ロミーは1938年生まれ)
モローのように活躍していても、まったく不思議ではなかったのです。

 

誕生日が巡ってくるたび、彼女がもし生きていたら…

と思わずにはいられませんが、

輝くように美しいロミーの姿がスクリーンによみがえります。

ご興味ある方はゼヒご覧くださいませ。

 

 

※今後の上映情報は公式サイトでご確認ください。

 

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ブログ紹介

「Clair de femme」とは、フランス語で「女の輝き」を意味する言葉。ロミー主演映画のタイトルです。謎と悲劇に満ちた生涯を送りながら、スクリーンでは常に美しく輝いていたロミーに捧げるブログです。

text by KT(♀)
本の宣伝担当。ものぐさダンナの代わりにブログ&サイトの運営をしています。

※ご意見・ご感想・お問い合わせは
「romy@officesasaki.net」 まで。

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